マングロホロ村とシラ村は、西パプアの人里離れた未開発地域にある隣接する村です。
2つの村を合わせた人口は450人ほどで、ほとんどの村人は先住民のナサイモス族です。彼らは河や小川が交差している81,000ヘクタールの原生林の法的に認められた昔ながらの所有者です。
主に森で猟をすることを糧とし、小規模な農耕を営んでいます。
樹液樹脂、籐、竹などの非木材製品も収穫して販売しています。
また、彼らにとって森は宗教的および先祖の儀式に不可欠であり、栄養と薬の源です。
そんな森林を伐採しようとするパーム油会社の圧力に長年抵抗してきました。
ただ、両村にとって新鮮な水を確実に入手することが一番の問題でした。村々には信頼できる飲水や生活用水がないので、女性は近くの川や小川から水を汲んでいますが、一年のうち特定の時期には、きれいない水が非常に不足しています。
そこで、シーコロジーが給水と太陽光線による照明設備を設置する代わりに、村人達は4,100ヘクタール(10,131エーカー)の森を最低15年「禁猟区」として保全し続けることに快く同意してくれました。
このプロジェクトは給水設備から始まったのですが、政府がマングロホロ村で配水工事を施工したので、資金の一部を太陽光線発電に使えないだろうかと村人達から打診されました。現地代表者のアーマン・メイランディさんの報告によると、これまでにマングロホロ村で給水ポンプ用のソーラー発電、家庭用に42個のソーラーユニット、そしてソーラー発電による7つの街灯が設置されました。シラ村では、貯水所2箇所、給水タンク6基、ソーラー発電の給水ポンプと街灯3柱に資金が使われました。
インドネシア、西パプア島の南ソログの森が守られ、また、執事の如く長い間この土地を守ってきた村人達の生活が向上し、同時に生態系の繊細なバランスが保たれていくことでしょう。
寄付 31,265$ US本部投稿 Seacologyジャパン独自Project
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